説教ワンポイント(2003年7月20日 子ども礼拝説教より)


 十戒「第四戒 安息日を覚えて、これを聖とせよ 」


「安息日」とは、ユダヤの暦では金曜日の日没から土曜日の日没までの丸一日のこと。ヘブライ語で「シヤバス」。これは「やめる」と言う動詞に由来する。この日には、週日の労働をすべてやめて休まなければなりません。

 ユダヤ人がユダヤ教を守り通すことができたのは、この安息日を厳しく守ったからだと聞いたことがあります。この安息日が特に重んじられたのは、紀元前578年に南ユダ王国が滅亡してからでした。その年バビロンはイスラエルの神殿を破壊した上、多くの人を捕囚としてバビロンに強制連行しました。普通なら国が滅び、信仰の中心だった神殿が壊され、異国に連行されればそれでその国の宗教は忘れ去られます。ところが、彼らは、神殿がなくても毎週「安息日」は守りました。当然、奴隷同然ですから安息日にも仕事を課せられ時がありました。でも安息日を出来るだけ守りました。それは、十戒だからイヤイヤ守ったのではなく、守りたくて守りたくて守ったのです。なぜなら、この日は単なる労働から解放される休日ではなく、週に一度自分の業を断ち切り、神様と自分との関係を確認する日だったのです。

 それは同時に、天も地も自分も神様に創造されていることを喜ぶ日であり、神に救われていることを感謝する日、神様の聖霊が働き自由と希望を与える日なのです。

 「聖とせよ」とは、区別せよの意味。日曜日を休日でなく本当の意味で聖日とすることが、自分の主体性を失い、家族を失った現代の課題なのです。その意味でも礼拝は守らなければならないものではなく、守らずにはおられないものなのです。

 

 

       旧約聖書「出エジプト記 第20章8節〜11節」 

20:8 安息日を心に留め、これを聖別せよ。
20:9 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、
20:10 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならな
    い。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄
    留する人々も同様である。
20:11 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれ
    たから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。


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