説教ワンポイント(2003年8月31日 子ども礼拝説教より)


 十戒「第9戒 偽証してはならない。 」

「嘘をつくな」「嘘は泥棒のはじまり」といった個人的道徳を語っているというよりは、裁判や協議の際の偽証を禁じている。イスラエルの社会は、何か問題が起きる:と家族間題では家族が集まり、村の問題は長老やラビが集まって裁断した。その際に誰かが偽証したら、共同体が内部から崩壊するためである。神の言葉に生きる人々だからこそ、言葉の真実に厳しく敏感であった。

 「舌を制御できる人は一人もいません」「同じ口から賛美と呪いがでてくる」(ヤコブ310)と舌を制する事の難しさを語ります。ボンヘッファーは、奉仕を語る中で「我々は根本的には言葉を慎むことによって最も効果的に悪しき思いに打ち勝つ事ができる」と書いている。

 今日の問題として、権カがメディアを利用し、自分たちに都合の良い事だけを流すことの問題。また発言すべきなのに沈黙することも「偽証」になることを戒めている。

 

 
      新約聖書「ヤコブの手紙 第3章8〜10節」 

3:8 しかし、舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています。
3:9 わたしたちは舌で、父である主を賛美し、また、舌で、神にかたどって造られた人間を呪います。
3:10 同じ口から賛美と呪いが出て来るのです。わたしの兄弟たち、このようなことがあってはなりません。



説教のページへ戻る

inserted by FC2 system