牧師東西南北( 2002年7月14日 週報より)

 牧師会での話題は、決まって教会が高齢化したこと。
 先日、なるほどとうなずく文があった。
「昔ヨーロッパにおける部族間の争いにおいて、征服者は常に敗者の部族の中の年老いた女性たちを真っ先に殺害していった。なぜなら、か弱き彼女たちこそ、その部族の誇りと伝統とを子孫に伝えることのできた最も強き存在であることを征服者たちは知っていたからだ。教会のおける高齢者の役割とは、まさにその女性たちが果たしていたのと同じ役割を果たすことのできる存在ではないだろうか」(アレテイア35号p2青野太潮著)
 今日の教会に不足しているのは、キリスト者としての誇りと伝統ではないか。高齢者が毎礼拝を毅然と守り、神と隣人に謙虚に仕える姿こそ、若者にキリスト者の誇りと伝統を無言で教えてくれる。
 教会の高齢化が危機なのではなく、存在をもって誇りと伝統を継承しようとする高齢者がいないことが本当の危機。


 

 


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