牧師東西南北( 2002年7月28日 週報より)

   有事法制に反対する声明
                                           日本基督教団総会議長      小島誠志

 このたび閣議決定により国会に提出された「有事法制三法」(「武力攻撃事態法」「自衛隊法『改正』案」「安全保障会議設設置法『改正』案」)に断固反対します。
 これらの法案は首相が「有事」と判断した事態に対応し、ただちに全土に臨戦体制をしき、全国民に戦争協力を強要するものであり、戦争放棄を言冨った日本国憲法と絶対に相容れないものであることは明白であります。また憲法の根幹である国民主権に基づく国民一人ひとりのプライバシーに、何らの顧慮も払われていないことに大きな危険を覚えないではいられません。
 歴史の事実が明白に示す通り「有事」は為政者の恣意的判断によって、しばしば作り出されて来ました。
 憲法前文には次のような一節があります。「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われわれの安全と生存を保持しようと決意した」
 この憲法の精神に立つとき、「有事」を作り出さない努力が不断になされなければなりません。また、いかなる事態に於いても戦争を回避することに全力が尽くされることこそ、わが国の取るべき唯一の選択であると考えます。
 「剣をとる者はみな、剣で滅びる」
                                                      2002年5月7日


 

 


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