牧師東西南北( 2002年8月18日 週報より)

  57回目の敗戦記念目を迎えた15日。朝日新開の福島版に福島在住の元教員紺野彰さん(68歳)の数戦地フィリピンミンダナオ島の戦争体験記が載っていた。
 「紺野さんはマラリアで倒れた。B29が毎日のように爆弾を落としていった。1ケ月もすると食糧は底をついた。幼児を自らの手で殺す母親を見たが、『日常的なことだった』。ジャングルには死体が累々としていた。牛や馬を食べ尽くすと、イノシシ、猿、カエル、蛇を捕らえた。
 兵士が人の死体のもも肉を銃剣ではがしているのを見た。転がっている民間人の死体の何件かは、太ももやしりの肉が切り.取られていた。主に若い人の、死んで間もない死体だった。」・・・「小学校の同級生36人のうち、生き残ったのは4人だけ」・・「民間人は、軍隊に使われ、最後は肉まで食べられた。軍は国民を守らなかった」・・「有事法制の輪離を目の当たりにして、沈黙したままではいられなかった。・,私の戦争はまだ終わっていない」。
 バーチャルリアリティの時代(マンガ・テレビ・ビデオ等の画面・映像で作られた仮想世界を現実と受け止めてしまう現象)。視覚からマインドコントロールされる危険性がある。特に米国の戦争映画は、どこが、スポーツ・ゲーム感覚で戦争をとらえているのが多い。戦争の生々しさ、悲惨さは、戦争を知らない者には、伝わり難い。だからこそ、このような勇気ある証言を子供らに伝えてほしい。


 

 


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