牧師東西南北( 2002年11月10日 週報より)

 

 9日(土)鹿児島時代に授洗したY君の結婚式出席のために夫婦で東京に行ってきた。Y君は、資産家の一人息子として大切に育てられ、中学浪人の時、塾の隣りにある教会に聖書をもらいに来たのがきっかけであった。高校1年で洗礼を受け、高校時代は柔道部で活躍、有名大学に進学して今度はボート部のキャプテンとして全国的に活躍した。その上、日曜日はできる限り東京の教会で礼拝を大切にしていた。そんな有望な好青年の彼には、卒業後の就職口は沢山あったろうが、献身して牧師になりたいと申し出た時は喜び、神学校に推薦した。だが、神学校に入学してから、原因不明の病気にかかり心身を壊し、失意の内に退学して鹿児島に帰って来たのだった。献身して牧師になれるのは人間の能力・努力ではなく、ただ神の御心によることをつくづく知らされた。

 今、その彼の脇に立っているのは、彼が翼を休めている時に彼を励まし続けた同じ教会員でもあるS子さんである。司式の牧師が「試練が二人の愛を育てた」と短く語った。東京での新しい二人の歩みの上に神の祝福を心より祈った。

 


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