牧師東西南北( 2003年1月26日 週報より)

 

クリントン前未国大統領も現ブッシュ大統領も毎日曜目の礼拝を欠かさない真面目なクリスチヤン(プロテスタント)であるという。冷戦終焉後、民主主義を世界に広め、世界の平和を実現することが、神から米国に与えられた特別の使命だと信じ、その信念が今日の来国の外交政策の基調になっている。特にブッシュ大統領は、プロテスタントらしく、その信念を強く意識して実行しようとしているように見える。確かにその信念は、プロテスタントの倫理観に立脚しているかもしれないが、キリスト教の倫理的価値観とは合致しない危険をはらんでいることに気づかなくてはならない。

 一方、隣国の韓国は、キム・デジュン現大統領とノ・ムヒョン次期大統領もカトリック教徒である。ノ・ムヒョン氏は、1986年に夫人と共に洗礼を受けている。なぜ、カトリックになったのかのインタピューに答えて、説明は難しいが「私は、非常に論理的、理性的であろうとしてきたし、どんな宗教とも距離を置いていた。しかし、人生は驚異に満ちており、ある日私は神が人類を守ると信じていることに気づいた。今では私は神とその御心を信じるとはっきり言える」と述べている(キリスト新聞)。新聞でも北朝鮮との対話を通しての問題解決を志向し、まず相手を信じようとする姿勢は、キリスト者として共感できる。

 一番の問題は、我が国の小泉首相。靖国神社参拝、イージス艦派遣など、旧国家観を引きずる固定化した価値観しか持てない貧困性に気づいてほしい。



 



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