牧師東西南北( 2003年4月13日 週報より)



 7日(月)オルガン移設工事の立ち会いとして信濃町教会を訪ねた。信濃町教会は、信濃町駅から徒歩で3分ほど。昭和初期の建物としても貴重で、風格と歴史を感じる、取り壊すには本当にもったいない建物だが、阪神大震災と同程度の地震に耐えられないために苦渋の決断とのこと。4月6日の78年間最後の礼拝には、300人ほどが集まり別れを惜しんだ。

 この教会は、高倉徳太郎牧師によって創設された。高倉牧師は、東京神学大の学長としてまた「福音的基督教」の著者として有名で、山谷省吾、福田正俊と歴代の牧師も神学者・説教者として知られている。

 信濃町教会の伝統は、「講壇を最重要視すること」と案内にある。その姿勢は、礼拝堂に入るとすぐに解った。礼拝堂の正面の内陣(祭壇)が高く、学校の体育館の壇ほどで、その中央に大きな説教壇がどんと置かれている。説教中心の礼拝は、徹底され、広い会堂の割に意識して小型パイプオルガンを20年前に設置したのはそのためであった。そのオルガンを今回護り受けた。

 今回、聖餐卓も頂いたが、礼拝堂正面の空間に説教壇・聖餐卓・司式壇をどのように置くかは、その教会の信仰表現ともなる。今回を機会に、礼拝の要素である内陣配置、説教者の位置、蝋燭の意味、椅子の位置、オルガンの用い方等を改めて考えて行きたい。

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