牧師東西南北( 2003年11月2日 週報より)


先週に続く、佐々木正美さんの「ことばの森」から。

・反抗の後に急な成長がある。幼児の反抗などこのうえなく可愛い。少年の反抗だって不快なものではない。「ああ、やっているな」と成長を楽しみに思えばいい。一生反抗する人などめったにいない。

・不登校も拒食症もアルコール依存症も、精神心理的な問題の解決には、家庭をくつろげる場にすることが最善のことである。そしておそらくその予防にも。

・大人にとっては仕事、学生にとっては勉強することが大事である。同じ理由で子どもにとっては遊ぶことが大事だ。遊びを抜きにして健全な人格形成はあり得ない。遊びは人間になるための訓練をしているといえる。

・子どもの言うことを十分に開いてやれば、育児はたいていうまくいく。

・幼い子へのしつけは、できるだけ怒らないですることが大切。怒ることはやさしい。怒らないほうが難しい。ご飯を作ったり,洗濯をしたりするのと同じように怒らないでやることである。

・神にめぐり合うことは至上の幸福である。何故なら、神を畏れて、人を恐れることがなくなる。人の同意や評価を気にする必要がなくなるからである。これほど自由なことはない。

・神の愛を知ることなしに、私は本当の自由や「個」の確立があるとは思えない。

・非行とはわざとやる行為ではなく、そうせざるを得ないから.のことが多い。突き詰めれば、本人だけの責任とはいえない複雑な理由からなる、大きな欲求不満が背景にある。

・何をしたいかと考えるより、何かをしなければならないかということばかり考えている子が多くなった。子どもは小さい時は、やりたいことを優先することが大事だ。そのことが自主性、主体性、創造性のもとになる。大きくなるにしたがって、自分がやりたいことは我慢しなければならないことが多くなる。

・向上心は自信から生まれる。自信は他者への信頼感から生まれる。他者への信頼感は愛されることによって生まれる。

・本当の意味で自信のある人は感謝できる。自信のない人は尊敬する人を見つけられない。せいぜいスーパーアイドルくらいである。劣等感が邪魔するから。

・知識や技術は人格とは無関係である。人間の人格とは、知識や技術をどのような目的に用いるかということに関わるものである。
 

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