牧師東西南北( 2004年1月4日 週報より)


 

 正月は、実業団のニューイヤー駅伝と大学箱根駅伝を見るのが楽しみである。一本のたすきを一人ひとりが懸命に後続につなごうとするひたむきな姿は、新年に相応しい感動を与えてくれる。

 今年は例年に比ベドラマが少なく、予想通り中国電力と駒沢大学が順当の優勝。中でも会津出身の佐藤教(中国電カ)が実力を発揮してくれたのは嬉しかった。

 涙が出たのは、箱根駅伝復路のテレビ中継であった。復路、遅いチームは交通規制の都合で一斉の繰り上げスタートなる。更に10区でも制限時間までに入らないと繰り上げスタートなり、これまでの汗が染み込んだたすきがつながらないことになる。今年も後少しでつながらなかった大学があった。選手は中継点に後続が待っていると思って懸命に走る。ようやく到着しても、つなぐ相手は既に出発しており、誰も受け敢ってくれず、悔しく倒れ込んで泣いていた。たすきを手渡す相手がいない。本当に悔しいことなのだろう。

 鏡石伝道所や廃園した幼稚園のこととも重なった。信仰の継承ということを信仰者はもっと考えなくてはいけないのではないか。教会にも栄枯盛衰があり、時代により山の時も谷の時もあろう。でも私たちがこの地で礼拝をまもることが出来るのは、2000年間に渡り誰かが信仰をつなげ続けたおかげである。須賀川教会にしても110年以上の歴史がある。

 2004年が始まった。毎日曜日の主日礼拝を粛々と護りながら、少しでも多くの人に信仰のたすきをつないで行く。そこに私たちの使命と深い喜びがあることを自覚したい。

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