牧師東西南北( 2004年6月13日 週報より)


 「教育基本法改定の動きと幼稚園教育」というテーマで全国教会幼稚園研修会(於旭川)に参加した。


 
57年ぶりに「教育基本法」が改定される見通しとなった。昨日の新聞によれば公明党がこれまで条文の中に新たに「愛国心」の言葉を盛り込むのに強く反対していたが、簡単に方針を転換し、自民党との合意が形成され、次期の国会に改正案が提出されることが確実となったからだ。
 見えにくい改定の隠れた意図を学んだ。

・新国家主義(戦前の天皇制や教育勅語のようにあからさまな表現やかたちではなく、柔らかいソフトな国家中心の国づくりの動きも、この教育基本法の改定も、「戦争する国家づくり」をめざすもので、改定という名の改悪である。

・争点は教育の主人公は誰かということ。従来の基本法では教育の主人公は「子ども」であったが、改定では「国家」が主人公になり、子どもは国家のための子どもと位置づけられてしまう。入学式や卒業式の国旗掲揚と君が代斉唱の実質強制が如実にそれを物語っている。

 この教育基本法が改正されれば、学校法人である栄光学園もその影響を当然受ける事になる。学校法人の宗教教育に対しては、非寛容になることが予想され、国旗・君が代もソフトな形で徐々に強制され内面のじゆうが狭められて来るだろう。何よりも、今神様からお預かりしている子どもたちが、人を殺すための銃を決して持つことがないように、教会の幼稚園が見張りの役割を自覚したい。



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