牧師東西南北( 2004年6月20日 週報より)


   最上のわざ

 この世の最上のことわざは何。
楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

 若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱っても、
もはや人のために役だたずとも親切で柔和であること。

 老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後の磨きをかける。
まことのふるさとへと行くために。

 おのれをこの世につなぐくさりをすこしずつはずし、こうして何もできなくなれば、それを謙虚に承諾するのだ。

 神は最後にいちばん良い仕事を残してくださる。
それは祈りだ。

 手は何も出来ない。けれども最後まで合掌できる。
愛する全ての人のうえに、神のめぐみを求めるために。
すべてをなし終えたなら、臨終の床に神の声を聴くだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。
                  『人生の秋に』ヘルマン・ホイヴェルス神父著

 元日銀総裁の速水 優さん(阿佐ヶ谷教会員)は日銀総裁当時も教会へ通い、聖書を読み、賛美歌を歌い、説教を聴き、礼拝堂に掲げられている十字架と対面することを習慣のように続けて来た。

 速水さんは「十字架を見つめることは、一週間を反省し、次の一週間の英気を養うことです」と述べた。最後に上記の祈りを紹介して「これからは神様に何を捧げることが出来るかを考えていきたい」と講演を結んだ。(キリスト新聞6月19日より)



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