牧師東西南北( 2005年4月10日 週報より)


 

教育基本法の改正をねらう自民党は、「愛国心」を子どもたちに教えたいというのが本音である歴史認識でも自虐的な史観ではなく、真に誇れる史観`をと教科書までに口を出す。教科書会社も文部科学省の検定を恐れて南京虐殺や慰安婦問題に触れずに置く。

 韓国盧大統領は、最近の竹島間題や教科書問題に触れて次のように語った(朝日新闘)
「侵賂と加害の過去を栄光と考える人たちと共に生きるのは全世界にとって不幸だ」
「日本が何度か謝罪したのは確かだが最近のこうした謝罪を白紙化する行動を見せた」
「日本の態度は人類社会が追求すべき普遍的価値観と合わない」
「ドイツが過去を自ら克服して隣国との関係を改善したのは驚くべき力量である」。

 先日召されたヨハネ・パウロ2世は、地動説のガリレオを断罪した法王庁の過ちを率直に認めた。法王も過ちを犯すことを公に認めることは、勇気と理性が必要である。

 日本が過去を直視し率直に影の部分を自己批判する姿勢から、真に尊敬され信頼される国になり、そこから自ずと「愛国心」が生まれるに、どうして過去を誤摩化し美化することばかりにエネルギーを使うのだろうか。残念である。


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