牧師東西南北( 2005年6月5日 週報より)


 栄光学園の各幼稚園では、始業を讃美と祈りで始め聖書朗読で一日の仕事を終えていた。先週から、就業時は、聖書朗読を一時休んで渡辺和子シスターの『忘れかけていた大切なこと』PHP1200円を毎日1章ずつ輸読している。女性らしい優しい視点とシスターらしい霊的感性がひかる玉珠の言葉が集められている。

・ほほえみの力

『マザー・テレサがシスターたちに、よく注意を与えていらっしゃいました。「行列をしている人たちにスープボウルを渡す時、ほほえみかけること、ちよっと手に触れてぬくもりを伝えること、短い言葉がけをすることを忘れてはいけませんよ」。自分たちがしていることは「福祉事業ではない。一人ひとりの魂とかかわることなのだ」と言って、政府からの援助を断り続けていたマザーは、やはり機械的な作業ではない人間のぬくもり、言葉、タッチを大切にした人でした。』(P15)・はきものを揃える自由『自由学園は羽仁とも子・吉一夫妻が1920年代に創設した学園です。学園名を聖書の中の「真理はあなたがたちを自由にする」(ヨハネ832)からとっていることからもわかるようにキリスト教主義学校の一つです。「思想しつつ、生活しつつ、いのりつつ」をモットーとし、自労自治を旨とするこの学園で講義をした十数年間多くを学びました。中で一つ、心に残る言葉があります。それは羽仁とも子が生徒たちに言ったという、「あなたがたには、はきものを揃える自由があります」という言葉でした。…どうすることがより良い行為なのか、より人間らしい行為なのか選ぶことにかかっているのです。そしてこのような「自由」の行使の結果が「私」を作ってゆくのです。』


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