牧師東西南北( 2006年5月14日 週報より)


今日は母の日。星野富弘さんの画集から母にちなんだ言葉を拾ってみた。

 神様がたった一度だけこの腕を動かしてくださるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう。
風に揺れるぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が本当に来るような気がした。

 淡い花は母の色をしている。
弱さと悲しみが混じり合った温かな母の色をしている。
冬服に着替えた日ほのかなやさしさが、私を包んだ。
それは樟脳のにおいだった。
運動会を見に来てくれた母の装った
母の着物の裾のにおいだった。

 花はお母さん つぼみは子どもたち
我が家の庭の芙蓉家族です。
私は神の扶養家族です。

 母の押す寝台車で病院の裏庭へ行くと
コンクリートの固まりによりすがるように
母子草が咲いていた。
私も花のように空を見ていたら
まぶしくて涙が出てきてしまった。
母に泣いているんだと思われそうで恥ずかしかった。

 誰がほめようと
誰がけなそうとどうでもよいのです。
畑から帰って来た母が
出来上がった私の絵を見て
「へえっ」とひと声驚いてくれたら
それでもう十分なのです。

 

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